ゴリラストロングの雑記帳

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【業界研究】1000円カット業界について調べてみました。




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どうも、ゴリラストロングです。

 

先日髪を切ってきました。

サンキューカットというお店で1200円で切ってもらいました。

筆者はいつも15ミリの丸坊主にしていますが、これで1200円は高いと感じました。

バリカンで刈るだけなら正直900円くらいが妥当な金額と思いました。

 

そもそもひと昔前の価格は1000円だったはずです。

いわゆる1000円カットですよね。

それがいつの間にか値上げになっているんですね。

 

今回は1000円カット業界の値上げに関して憤りを覚えたので少し調べてみたいと思います。

また調べるにあたり仮説がないと面白くないので、以下仮説を立てたいと思います。

 

【仮説】

『値上げが続くとビジネスとして成立しなくなるのではないか。』

 

というわけで1000円カット業界について調査開始です。

 

目次

 

市場について

QBハウスとサンキューカットが規模が大きい運営母体である。

理美容業界の市場規模は概ね2兆円で最近は減少傾向にある。

QBハウスの年間売上高は200億円程度、サンキューカットは80億円程度である。

筆者が思っていたより市場規模は大きく、1000円カット勢のマーケットシェアは1割程度であることからまだまだ伸びしろはあると考えられる。

業態が始まったのは1990年代後半である。

QBハウスのホームページを見ると、97年に6万人弱だった来客者数は19年には1800万人

を超えている。

店舗数も4店舗から567店舗へと増加している。

傾向としては理美容業界全体は縮小傾向にあるが、1000円カット業界は拡大傾向にあると言えそうだ。

 

価格、戦略について

QBハウスが値上げを行ったのは2019年2月1日である。

1080円から1200円へと値上げをした。

人手不足により美容師・理容師の人材確保が難しく、スタッフの待遇改善へ取り組む為というのが理由である。

値上げによって集客が落ち込むことが予想されていたが、実際は2%のダウンだったそうだ。

筆者の感覚でもたかが120円値上げしたからといって髪を切るペースを落とすとかもっと安い他店に鞍替えするといった行動はとらないであろうと考える。

QBハウスの売上原価率は78%前後である。

これは筆者が思っていたよりも高い数値である。

1200円×0.78=936円であるから粗利は1200円-936円=264円である。

確かにこの原価率では1200円への値上げは妥当と言えそうだ。

広告戦略についてはQBハウスのキャッチコピーは「10分の身だしなみ」である。

ちなみにサンキューカットのキャッチコピーは「カットに愛 3QCUT」である。

個人的にはQBハウスのキャッチコピーのほうが洗練されている印象を受ける。

この訴求メッセージから読み取れるように、QBハウスがメインターゲットとしているお客さんは価格よりも「10分という短時間できちんとした身だしなみを整える」ことを重要視しているように感じる。

実際筆者もここまで調べてみて従来はサンキューカットに行っていたが、QBハウスのほうがよさげな印象を受けている。

近所のショッピングモールにもあるし、是非次回はQBハウスに行こうと思う。

次に簡単にQBハウス差別化戦略を調べてみた。

徹底した無駄の省略による時短、ショッピングセンターのトイレの脇をメインにした出店場所の工夫、10分1200円の価格設定による期待値のコントロールによりガッカリ感を無くす、等の経営戦略がとられているようだ。
来店するお客さんは10分の散髪で自分の理想とする髪形になるとは思っておらず、髪が伸びたからスッキリさせたいと思って来店している顧客が多いことからこういった差別化戦略が成立するのだろう。
非常に合理的で洗練された経営戦略であると感じる。

 

労働力について

アルバイト、パートで時給1200円、正社員で月給27万円という求人を見つけることができた。

筆者の感覚で言うとかなり好待遇であると思う。

公式の求人ページを見た印象もかなり洗練された印象を受ける。

キャッチコピーは「QBで輝こう、自分らしく。」である。

採用率はわずか18%だそうだ。

なかなか狭き門である。

一般的に美容師業界は労働環境が劣悪であると言われている。

QBハウスはそこに目をつけ、社会保険を完備し、残業代は1分から支給、サービス残業は一切なしという素晴らしい環境を整備している。

筆者の個人的な見解で大変申し訳ないが、安い美容院や床屋に行くとヤバい人に髪を切られるのではないかという恐怖感があるが、QBハウスに限ってはそんなことは無さそうだ。

社内カットスクールを設けるなど社内教育もしっかりとしている印象を受ける。

「安かろう悪かろう」では決してないことが良質な労働力の確保の観点からも読み取れる。

 

仮説の検証

『値上げが続くとビジネスとして成立しなくなるのではないか。』

この仮説は成り立たないことが分かりました。

QBハウスに限って言えば顧客が求めるのは「時短」と「身だしなみ」であり必ずしも低価格を求めているわけではないからです。

筆者の個人的な意見としては今後1500円程度までなら値上げしても顧客離れは起きないのではないかという印象を受けました。

是非QBハウスさんには「10分の身だしなみ」路線を貫いていって事業拡大を期待したいです。

 

まとめ

1000円カット業界全体の考察をしたかったのですが、出てくる情報がほとんどQBハウスさんの情報だったので結果的にほぼQBハウスさんについての調査となりました。

今回調査してみて印象深かったのは、「期待値を敢えて下げて顧客のガッカリ感を無くす」戦略というものが存在しているということです。

通常の商品、サービスであれば顧客の期待値を煽るくらい高めて集客をするものと思っていました。

しかし、ターゲットとしている顧客が望んでいるコアの部分(1000円カットでいうところの単純に髪が伸びたからスッキリさせたいという欲求)にフォーカスすることで、強みである「時短」をより際立たせることに成功しているのが大変興味深かったです。

恐らく筆者はQBハウスさんが狙っている顧客ターゲットにドはまりしていると思うので、次回の散髪はQBハウスさんを利用してみたいと思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。

以上、ゴリラストロングでした。